マーケティングに興味を持った。

人生の中で様々なものに興味を持ってきた方だと思う。

高校生の時は医学や法学に興味があって一通り勉強してみたが、なんか違うなと思い、高校3年生の時にたまたま読んだ「Singurality is near」によって情報科学の世界へ、すぐに"シンギュラリティ"が来るんだ、置いていかれてはいけない、という思いから大学入学後はわき目もふらずにAI、機械学習の勉強をした。

機械学習の世界では自分では叶わない天才と出会い、金融の世界へ、株式投資にのめり込み、就活では外資系のヘッジファンドの最終面接までいった。

将来のGPIFは自分が運用してやるんだ。と本気で思い込み、可能性が一番広がると思ったところにひたすらアプローチをかけた。

途中で自分で事業をやってみたくなり、自分で事業を初めてみたが上手くいかない。

基本的にやったことは自分が想定するまで上手くいったことはなかった。

今よくよく考えたら、"本当の勝負"ということをしてこなかったのかもしれない。

自分が勝てる場所をひたすら探し、少しでも勝機がないと思ったら、環境のせい、自分には向いてなかったと言い聞かし、他の分野に飛び込む。

自分の進むべき分野を決めて、努力を続ける友人や、画面の中のプロフェッショナルを妬んでは、苦しむという日々。

そんな日々から抜け出すために、ひたすら本を読んだ。

ひたすら人にあった。

ひたすら何か新しいことをはじめた。

何か自分に才能があるのではないか。

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そんな中出会ったのが"マーケティング"である。

正直自分の中でマーケティングに興味が沸くとは思っていなかった。

企業戦略やらには興味があったので、そのうちの一つの機能でしかないと思っていたし、なにより、マーケティングのようなキラキラした業界、消費者心理や美的センスといった広告などが飛び交う世の中で、自分のような"静"の人間が活躍できるとは思ってもいなかった。

ところが、今日僕が読んだ本は違った。

"USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?"

"USJを劇的に変えた、たった1つの考え方成功を引き寄せるマーケティング入門"
"確率思考の戦略論USJでも実証された数学マーケティングの力"
マーケティングや広告をキラキラした世界の感覚ゲーで語るのではなく、自分の好きな論理の部分で語っており、それを元に実際に成果を出したプロセス、考え方が記述された本である。

理由はわからない。

子供の頃からこれといった物欲はなく、食欲もない。

旅行に行きたいとも、高いマンションに住みたいとも、美味しいものを食べたいとも思わない。

そんな自分が唯一もっていた欲が、「日本を盛り上げたい」という欲である。

何が原因かはわからない。

しかし、子供の頃から漠然と全ての行動の終着点はここにあり、その方法を色々な形で模索してきたような気がする。

医学なら日本はトップクラスだから、それで世界をリードしよう。

法学を学んで、日本企業が世界に出るときの架け橋になろう。

情報科学を学んで日本の生産性をあげ、技術大国にしよう。

事業を起こして、GDPをあげよう。

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本を読んで気づいたのが、自分が1人で引っ張っていくという選択肢ではなく、「自分が組織に入り、その組織を変革させていくことで間接的に日本を盛り上げる」という方法論である。

今まで"自分"・"自分"という考えが中心であったが、ここにきて、今までやってきたことスキルが交錯し合い自分に向いている。

自分が目指すべき分野に見つかった気がしている。

 

僕が達成したいことはただ"一つ"。

日本の技術を世界に羽ばたかせられるように"マーケティングの力で日本のGDPを2倍にし、能力のある会社を世界時価総額ランキングに入るように押し上げること"である。

 

そのためにやらなけらばいけないことはたくさんある。

ゆっくりやっていてはこの広大な目標は達成できない、一番すごい人の元で学び、そこで結果を出し、その人を超え、日本一、強いては世界のマーケティング会社と張り合っていくことができるようにならなければならないと思う。

 

これからの道はワクワク道かもしれないが、いばらの道なのは確かである。

 

いつも思うが、最初の想像の世界は美しい、なんの障壁もぶつかっていないのでいい部分だけが想像力に増されさらによく見えるからだ。

ただ現実が違うのは知っているし、これからたくさん苦しむことがあるのもわかる。

でもなぜか自分は平凡な道を、平らな道をあゆむより、大きな目標を掲げていきたいと思う。これはエゴでしかないかもしれないが、達成できないと絶対に死ねないという思いが強い。

今日から頑張る。

頑張るという気持ちもないほど、目の前のことに集中する。

そういった環境になれればと思う。